駱駝を連れて山を登る

新人Pの戯れ言

【モバM】君は太陽【4thアニバ感想】

【はじめに】

 この記事は、アイドルマスターSideMを1年と少ししかプレイしていない、新規Pの浅い感想…というかポエムです。昔からプレイされている方からしたら「お前何言ってるの?」となると思うので、ご注意ください。

 そして私は読解能力が低いので、同じような時期にプレイを始めた方からしても、「このアニバの素晴らしいシナリオを読んで、そんなことしか書けないの?」となるかもしれません。私と同じ人間なんていないので、当然解釈違いもあると思います。ご容赦ください。

 取り敢えず言えるのは、気持ちの悪いポエムが並ぶよ、ということです。お気をつけください。ポエムしか書けないけれど、折角のアニバなので、何か残しておきたかったのです。「1年くらいのライトな道流ヲタはそう思うのか~」くらいの、軽い気持ちで読んでください。

 想うことがありすぎるので、2点に絞って書きます。私が書くのは【殺陣】の話と【太陽】の話です。そして、神速一魂もTHE 虎牙道も、皆大好きで大切だけれど、やっぱり道流さんが特別な存在なので、道流さんに片寄った内容になります。他のアイドルについては、それぞれの担当Pさんに語ってもらいたいですし、その方が幸せだと思うので(なので皆さんアツい感想書いてください!)。

 ゆる~く受け止める、くらいの感覚でお願いします。

 以下の文章は普段通りの文体で書きます。

【殺陣の話】

 道流さんが上位だったBoHでも出てきた、殺陣。THE 虎牙道のPにとって、殺陣はとても重要な意味があると思う。私にも、想い入れがある。

 ライブの『強く尊き獣たち』では、THE 虎牙道の中の人たちが「これは声優さんのやる仕事なの?」と疑ってしまうくらいの殺陣を披露してくれる。他のお仕事もあるにも関わらず、バリバリの殺陣を披露してくれる。私はそこに、中の人たちの、たくさんの愛を感じて、いつも感極まってしまう。映像でも何度も観たし、ご縁があって現地でも観ることができた。

 そして殺陣は、3rdライブで『情熱…FIGHTER』にも取り入れられることになる。「まあまあ 落ち着け」だけではない、闘う道流さんの姿がそこにはある。

 道流さんは、タケルくんと漣くんの保護者ではない。彼らを繋ぐ鎹でもない。THE 虎牙道は名前の通り、虎と牙と道が、平等に、対等に並んでいるユニットなのだ。道流さんは、タケルくんや漣くんより少し歳を重ねているので、衝突する彼らの緩和材となる場面はあるが、あくまでも仲間であり、ライバルなのだ。

 以前の道流さんなら、一歩引いていたかもしれない。しかし、映画村で漣くんに「保護者面をするな」と指摘されてからは、完全に対等な立場でアイドルをしている。今回のイベントで、道流さんが印象に残っている仕事として映画村を挙げ、その仕事から「一歩前に進めた」と発言したことからも、やはり道流さんにとって、タケルくんと漣くんは、高め合いながら、ともに頂点を目指していく仲間であると確認できた。

 「まあまあ 落ち着け」では済まない、獣としての円城寺道流。私にとって、その象徴は『情熱…FIGHTER』での殺陣なのだ。そんな想いの詰まった殺陣を、アニバーサリーイベントという、今までを振り返る重要な場面で披露してくれたことは、とても意義深い。

 タケルくんが「主人公」で、漣くんが「ライバル」という言葉を、たまに見かける。タケルくんを「主人公」と表現することに、少し違和感を覚えてしまう。確かにその表現は分かりやすいし、ある意味では的を射ているのだろう。私もつい、使ってしまう。しかし、「では、円城寺道流とは何なのだろうか?」という疑問に突き当たる。道流さんは、主人公でも、ライバルでもないのか?タケルくんと漣くんの引き立て役として存在しているのか?違う。大河タケルも、牙崎漣も、そして円城寺道流も、主人公であり、ライバルなのだ。引き立て役など誰もいない。3人ともが主人公。だからこそ、3人は殺陣をする。神速一魂だって主人公だ。5人ともが主人公だから、5人で殺陣を魅せる。さらに加えるなら、315プロは全員が主人公で、全員がライバルなのだ。一人一人が、キラキラ輝くスターなのだ。星たちが集まって、315プロダクションという星座を描いているのだ。

 要するに、「道流さんは保護者的な存在ではない」と私は強く思っており、今回、各々が技を披露するという形で、改めてそれを示してもらえたことが嬉しかったということだ。

【太陽の話】

  イベスト後半で、それぞれが自分を何かに例える場面がある。朱雀くんは炎。玄武くんは氷。「爆炎の朱雀」と「氷刃の玄武」なのだから、必然であろう。THE 虎牙道がどう来るか、そこが気になった。

 タケルくんは「風」だと言った。炎をさらに強めるために風になる。相手を尊重しつつ、自らも輝くための風。タケルくんらしい発想だと思った。3rdライブでのソロで、タケルくんが風を浴びながらパフォーマンスをしたこととも重なり、胸が熱くなった。

 漣くんは「台風」だと言った。タケルくんが風ならば、それを上回るものになりたい。風よりも強いものとしての、台風。これも、漣くんらしい。嵐でも竜巻でもなく、台風というチョイスなのも、なんだか漣くんだなぁと思った。

 道流さんは「太陽」だと言った。会場を照らす太陽になると。私はそこに、円城寺道流の成長を感じたのだ。

 自らのことを太陽と表現できるか?私には、できない。あくまでも私のイメージだが、太陽は「中心」であり、「光そのもの」である。陰と陽ならば、確実に陽…というか陽そのものだ。道流さんが太陽と言ったのはあくまでも「会場を照らすため」だ。しかし、自己肯定力が低ければ「自分は太陽」などとは言えないだろう。

 道流さんは、タケルくんと漣くんという若い2人と一緒に、アイドルとして活動することに対して、戸惑いを見せたこともある人だ。そんな人が、自分のことを太陽だと言った。眩しくて、明るくて、熱く燃える、太陽だと言ったのだ。嬉しかった。本当に本当に、嬉しかった。

 好きな人(※恋愛的な意味ではなく、応援している人・尊敬している人としての「好きな人」)が、自らのことを太陽と例えてくれる日が来るなんて。

 315プロダクションに太陽属性の人がたくさんいることは、百も承知である。私が伝えたいのは、「道流さんこそが太陽だ」なんてことではなく、「道流さんが、自分で自分を太陽と言ってくれたことの嬉しさ」なのだ。噛み締めてしまう。円城寺道流が、自己を太陽と称したことを、噛み締めてしまう。

 「自分を愛するためには、他者を愛せなければならない」、「他者を愛するためには、自分を愛せなければならない」。どちらの意見もある。卵が先か、鶏が先か…私にはどちらが真実かは分からない。しかし、道流さんは、他者も自分も愛することができる、優しい人間なのだ。まさに「優しさで満ちる世を愛せる」人だ。

 私は道流さんを、自己犠牲の人かもしれないと考えたことがある。ビルの仲間のためになら、自分のことを犠牲にするのではないかと不安に感じたことがある。しかし、道流さんは太陽なのだ。他人のことも自分のことも、大切にできる人だ。「ビルは取り戻す」、「アイドルとしても頂点を目指す」。そこにはある種の貪欲さがある。全部手に入れたい人だ。まさに強く尊き獣だ。私は道流さんの、欲深いところが好きだ。そして道流さんも、そんな貪欲な自分のことを太陽と言えるくらいには、自分のことを好いている。

 なんて幸せな世界!

 突然ですが、ここで一曲聴いてください。この記事のタイトル元でもある曲です。スピッツで『君は太陽』。


スピッツ / 君は太陽 - YouTube

 この曲の歌詞には、「理想の世界じゃなくても 大丈夫そうなんで」というフレーズがある。道流さんにとっての理想の世界は、きっと、柔道や格闘技を続けていける世界だったのではないだろうか。しかし、その道は閉ざされてしまう。そして次に道流さんが選んだ世界は、ラーメン屋。道流さんは、男道らーめんとビルの仲間を守るために、アイドルになった。柔道着を着ている時代の道流さんに伝えたら、驚くに違いない。予定している人生と、かけ離れているだろう。しかし、大丈夫なのだ。

 なぜなら、道流さんは「主人公」で、「太陽」なのだから!

 このイベントを通して、私は道流さんのことを更に好きになれた。これからも、頂点に向かって努力を続ける道流さんを、見守っていきたい。っていうか、嫌だと言っても見守ってやるからな!覚悟しろよ!という気持ちだ。

 これからも、この道を一緒に、切り拓こうね。素敵なイベントをありがとう!

 

【了】